妊活をはじめた方は、「できるだけ早く赤ちゃんを授かりたい!」と思いますよね。日本には妊活中に子宝祈願ができる子宝スポットがたくさんあります。今回の記事では、妊活中に子宝祈願ができる子宝神社と子授け寺について紹介するとともに、東海エリアでおすすめの子宝スポットを紹介していきます。◉この記事でわかること・子宝神社、子授け寺ってなに?・子宝に縁が深い神様って?・中国地方の人気子宝スポット子宝神社(子授け神社)・子授け寺と普通の神社やお寺との違い日本全国各地には神社やお寺がたくさんあります。もちろん近所の馴染みのある神社やお寺で祈願するのもいいですが、せっかくなら子宝祈願にぴったりな神社やお寺にお参りしたいですよね。まずは、子宝神社・子授け寺は、普通の神社とお寺とはどのような違いがあるのか紹介していきます。子宝に縁が深い神様を祀っている(祭神)子宝神社、子授け寺とされる子宝祈願にぴったりなスポットには、子宝に縁が深い神様や仏様を祀っています。そのため、他の神様や仏様と比べて、より子宝祈願のご利益があると考えられています。子宝に縁が深い神様って?代表的な子宝・安産の神様を紹介していきます。◎伊邪那岐命(いざなぎのみこと)・伊邪那美命(いざなみのみこと)天地開闢(世界の始まり)において、神世七代の最後に生まれた男神と女神です。多くの神様を生み出したことから、子宝・安産の神様として祀られています。◎大国主神(おおくにぬし)出雲に大国をつくった国づくりの神様です。縁結びの神様として最も有名で、女神たちにもモテモテだったことから、たくさんの子宝にも恵まれました。そのため、子授の神様としても信仰されています。◎天之御中主神(あめのみなかぬしのおおかみ)天と地を分けて、万物の創造に関わる神様として、宇宙や自然の根源を司る神様です。「全てを生み出す」という考えから、子孫繁栄の神様としても有名で、子宝の神様として祀られています。◎建御名方神(たけみなかたのかみ)たくさんの子宝に恵まれた「大国主神」の子で、武神としても有名です。建御名方神も妻との間にたくさんの子どもをもうけたことから子宝、子授けの神様として祀られています。◎神功皇后(じんぐうこうごう)第14代天皇・仲哀天皇の皇后です。のちの応神天皇を妊娠中に臨月でありながらも新羅の国を攻め、帰国後に無事に出産したことで、安産・子育ての神様として信仰されています。◎木花咲耶姫(このはなのさくやびめ)桜のように美しく儚げで、女神の中でも絶世の美女とされています。夫である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)との間に、一夜にして子どもを身籠ったことで、不貞を疑われ、「お腹の子があなたの子なら、無事に生まれたこられるでしょう」と、自分で産屋に火をつけ、無事に出産したことから、安産・子宝の神様として祀られています。◎菅原道真(ふじわらのみちざね)学業の神様として有名です。子沢山ということで子宝の神様としても祀られています。◎鬼子母神(きしぼじん)結婚して500人という多くの子どもを産み育てたことから、安産や子育ての神様として信仰されています。中国地方の人気子宝パワースポット中国地方で人気の子宝パワースポットを紹介していきます。広島県の子宝パワースポット◎広島東照宮広島東照宮(ひろしまとうしょうぐう)は徳川家康公を御祭神としています。境内にある「御産稲荷社(おさんいなりしゃ)」は、家康公の母である於大の方が家康公を身ごったときに安産を祈願し、元気に生まれ立派な武将になったことから、安産や子授けにご利益があるとされています。広島東照宮の御朱印は広島でも人気で、オリジナルの御朱印帳も販売しています。子宝祈願をしながら御朱印を集めてみるのもいいですね。住所:広島県広島市東区二葉の里2-1-18電話:082-261-2954アクセス:JR「広島駅」から徒歩8分、バス停「東照宮入口」から徒歩5分ホームページ:https://www.hiroshima-toshogu.or.jp/◎阿伏兎観音阿伏兎観音(あぶとかんのん)は瀬戸内海に面した阿伏兎岬の先端にあり、正式名称を磐台寺(ばんだいじ)観音堂といいます。1570年頃に毛利輝元によって創建され、現在は国の重要文化財に指定されています。子授け・安産の守護神として古くから信仰されていて、観音堂の中には壁一面に奉納された「おっぱい絵馬」があります。また、子宝のご利益があるお守り「子種石」は妊活中の夫婦に大人気です。住所:広島県福山市沼隈町能登原阿伏兎1427-1電話:084-987-3862アクセス:JR「松永駅」から鞆鉄バス乗車「阿伏兎観音入口」バス停下車後徒歩15分ホームページ:https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/miryoku2023/288942.html◎西國寺西國寺(さいこくじ)は729年に尾道三山の一つ愛宕山(あたごやま)の山腹に創建されました。境内の平地面積15700平方メートルに及ぶ大きなお寺です。金堂右奥には「子もらい地蔵様」や「子授け地蔵様」と呼ばれるお地蔵様があり、子宝のご縁を結ぶといわれています。子授け祈願ではお地蔵様を自宅に持ち帰り、「床の間」や「タンスの上」等の少し高い場所へお祀りし、毎朝、地蔵菩薩真言「オン カカカビ サンマエイ ソワカ」を七返お唱えすれば子宝とのご縁が結ばれるといわれています。住所:広島県尾道市西久保町9-27電話:0848-37-0321アクセス:おのみちバス(市内本線)「西國寺下駅」下車後、徒歩5分ホームページ:https://www.saikokuji.jp/◎烏須井八幡神社烏須井八幡神社(うすいはちまんじんじゃ)は神功皇后にゆかりのある神社で、縁結びのご利益があり、恋愛運のアップや子宝スポットとしても人気です。ひとつひとつ手作りされている「願い玉」は、カラフルで可愛らしいデザインかつ、願いが叶うと大人気のお守りです。ぜひ手に入れて子宝をお願いしたいですね。住所:広島県尾道市西則末町11‐31電話:0848‐23‐6823アクセス:山陽自動車道尾道ICから10分鳥取県の子宝パワースポット◎木ノ根神社木ノ根神社(きのねじんじゃ)は、「への子松」という松の根を御神体として祀っている神社です。この「への子松」は自然の力で男性の性器のような形になっていることもあり、古くから子宝パワースポットとして信仰されています。住所:鳥取県西伯郡大山町松河原232電話:0859-53-3110 (大山町観光商工課)アクセス:JR「下市駅」から徒歩20分ホームページ:http://www.ousaka-hachiman-shrine.com/kinone/◎甫登神社甫登神社(ほとじんじゃ)はピンク色の鳥居が特徴的な安産・子宝にご利益がある神社です。鳥居をくぐって石段を下りた先の山の斜面には御神体とされる女性を象徴した奇岩があります。木ノ根神社と合わせて両方お参りすると、よりご利益があるといわれています。住所:鳥取県西伯郡大山町高橋電話: 0859-53-3110(大山町商工観光課)アクセス:山陰道名和ICより約20分ホームページ:http://www.ousaka-hachiman-shrine.com/hoto/◎曹洞宗光圓山嶺松院嶺松院(れいしょういん)は1572年に創建されたお寺です。本堂には「おびんずる様」と呼ばれる仏様が鎮座しています。おびんずる様の身体を触ったその手で自分の身体を触ると病気や不調が治ると言われています。おびんずる様は子授けの仏様としても信仰されています。嶺松院には他にも子授けにご利益がある鬼子母神や女性の守護神である普賢菩薩(ふげんぼさつ)様も祀っていて、子宝パワースポットとして有名です。住所:鳥取県東伯郡琴浦町槻下493電話:0858-53-1671アクセス:JR山陰本線「浦安駅」から車で5分ホームページ:https://www.reisyouin168.com/島根県の子宝パワースポット◎出雲大社総本社出雲大社総本社(いづもおおやしろそうほんしゃ)は全国にある出雲大社の総本社で、縁結びの神さまである大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)を祀っています。この縁は男女の縁だけでなく、生きているものが豊かに繁栄していくための結びつきを指し、子宝の縁も結んでくれるといわれています。参道にある「かねおまさん」と呼ばれる神馬像の鼻のあたりを撫でて子宝祈願をすると子宝に恵まれるそうです。住所: 島根県出雲市大社町杵築東195電話:0853-53-3100アクセス:JR「出雲市駅」から一畑バス乗車「出雲大社」バス停下車後徒歩10分ホームページ:https://izumooyashiro.or.jp/◎八重垣神社八重垣神社(やえがきじんじゃ)は、縁結びの神さまである大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)を祀っている神社です。また、日本神話にゆかりのある神社で、須佐之男命(すさのおのみこと)が八岐大蛇(やまたのおろち)を退治し稲田姫命(いなだひめのみこと)を救ったのち、八重垣神社に宮造りしたといわれています。神様が夫婦として結ばれた神社ということもあり、恋愛成就のご利益も期待できます。また、男女の縁だけでなく、子どもとの縁を結ぶご利益がある神社としても信仰されています。住所: 島根県松江市佐草町227電話:0852-21-1148アクセス:JR「松江駅」からバスで20分、JR「松江駅」からタクシーで15分ホームページ:https://yaegakijinja.or.jp/◎安子神社安子神社(あこじんじゃ)は子宝のご利益のある木華咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)、大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)、菅原道真(すがわらのみちざね)を祀っており、子授・安産の神様として古くから信仰されている神社です。毎年4月8日に行われる「御田植安産神事」を拝むことでさらに子宝パワーをもらうことができるそうです。住所:島根県出雲市湖陵町常楽寺757番地電話:0853-43-1492アクセス:JR「江南駅」から徒歩15分ホームページ:https://www.akojinja.jp/岡山県の子宝パワースポット◎不洗観音寺不洗観音寺(あらわずかんのんじ)は1200年前から子授けや女性の厄除けの観音様として親しまれてきたお寺です。このお寺で安産祈願をすると産湯をつかわなくてもよいほど綺麗に生まれて丈夫に育つと言われることから「あらわず観音」と呼ばれるようになったそうです。子授け祈願でいただいたお札は家でお祀りし、「南無観世音菩薩(なむ かんぜおんぼさつ)と唱えることでさらに子宝パワーをもらえます。妊娠後は4ヶ月までお札をお祀りし、その後お寺に返納するといいそうです。住所:岡山県倉敷市中帯江820電話:086-425-2334アクセス:JR「倉敷駅」からタクシーで15分ホームページ:https://www.arawazu-kannonji.or.jp/◎三石明神社三石明神社(みついしみょうじんじゃ)は神功皇后ゆかりの神社で子授けのご利益があるとされています。三石明神社には子宝に恵まれるご利益があると有名な「孕石(はらみいし)」があります。これは妊娠中の神功皇后が立ち寄って巨石の上で休息をとったあとから、境内で産出する石は内部に小石をはらむようになったとのことで、それは母親が胎内に子どもを宿しているように見えることから「孕石(はらみいし)」と呼ばれるようになったそうです。そしてこの孕石を借りて帰り、家の枕元に置いておくと子宝に恵まれるといわれています。子どもを授かったら孕石を返しにいく習わしがあるそうなので、再度お礼もかねて参拝するといいですね。住所:岡山県備前市三石391電話:0869-62-0228アクセス:JR「三石駅」から徒歩で5分◎金勢大明神金勢大明神(こんせいだいみょうじん)は腰から下の病気にご利益があり、子授けの神様としても有名な神様です。ここで子宝祈願をして成就した際にはお礼として男性器を模したオブジェを作って奉納するとよいといわれていて、敷地内のいたるところに奉納されています。子宝に恵まれた人たちからもパワーをもらえそうですね。住所:岡山県久米郡久米南町全間電話:086-728-4412アクセス:中国自動車道院庄ICから約50分、山陽自動車道岡山ICから約50分ホームページ:https://www.town.kumenan.lg.jp/sightseeing_event/sightseeing/konseidaimyoujin.html山口県の子宝パワースポット◎赤間神宮赤間神宮(あかまじんぐう)は、子授けパワースポットとして有名な東京の水天宮と同様に安徳天皇を祀っている神社です。安徳天皇は1180年から1185年まで続いた壇ノ浦の合戦に敗れ、8歳という幼さで入水されました。そんな安徳天皇を弔うために後鳥羽天皇の命により、阿弥陀寺が建立されたのが赤間神宮の由来です。赤間神宮にある「水天文」は安徳天皇の霊を慰めるために竜宮城に見立てた門をつくったといわれています。住所:山口県下関市阿弥陀寺町4-1電話:083-231-4138アクセス:JR下関駅からバス10分「赤間神宮前」下車すぐホームページ:https://yamaguchi-tourism.jp/spot/detail_10467.html◎川崎観音川崎観音(かわさきかんのん)は安産とお乳の観音様として知られ、「おっぱい観音」と呼ばれ親しまれています。ご本尊である十一面観音菩薩のほかに、慈母観音、子安観音が安置され、子宝のパワースポットとして人気があります。手作りのおっぱいを奉納し、子授け・安産祈願をすることでご利益があるといわれています。住所:山口県周南市川崎2丁目1電話:0834-61-4108アクセス:JR山陽本線「新南陽駅」から徒歩で20分ホームページ:https://yamaguchi-tourism.jp/spot/detail_12817.html◎麻羅観音麻羅観音(まらかんのん)は子孫繁栄、精力増強にご利益があると有名な子宝パワースポットの一つです。観音様を祀っている祠の周辺には木や石で作った男性のシンボルがたくさん奉納されています。子宝を願いながらなでるとよりご利益が増すそうです。住所:山口県長門市俵山電話:0837-23-1137(長門市商工観光課)アクセス:JR美祢線「長門湯本駅」からバスで約20分、「俵山病院前」下車、徒歩約15分まとめ今回の記事では、子宝祈願ができる子宝神社と子授け寺について紹介するとともに、中国地方でおすすめの場所を紹介しました。子宝パワースポットは自然に囲まれた場所も多くあり、訪れるだけでご利益を得られそうですね。妊活中はストレスを溜めないことも大切。忙しい毎日の中のリフレッシュとしても、夫婦でこの機会に訪れてみるのもいいですね。